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2010年11月13日

初めての逢瀬(9)− 口淫

 ベッドを離れている短い間に、あなたはシーツを掻き寄せ、その下に裸身を隠していた。首から上だけを出したその表情はやや硬く、逢瀬のはじめに戻ったような印象だ。

 布の端をめくって体を滑り込ませると、あなたは恥じらいを含んだ笑顔で迎えてくれた。ぼくの息の荒さは、容易には収まらない。
「あなたの体、とても熱い。汗もこんなに……」
 大人の女性としては小さめの手が、背中を優しく撫でてくれる。

 こちらから肌を寄せ、あなたの体を抱きしめた。柔らかく熟した下腹が、硬く反り返ったペニスを圧迫してくる。ふたりしてシーツにもぐり込み、こうして隙間なく触れ合っていると、幼馴染の女の子と押入れの中に隠れた昔を思い出す。

 近所に住む、一つ年下の可愛い子。小学校の低学年の頃、あやとりやお手玉をして遊んだ。でも、お医者さんごっこはしていない。他愛ない悪戯をして、大人たちに見つからないように隠れただけ。ふたりとも「いい子」で、しちゃいけない事はわきまえていたから。

 それでも、二の腕の肌が触れ合うほど近くで息をひそめている時、ぼくのペニスはズボンの中でいつも勃起していた。密閉された闇に香るその子の匂いが、幼い性欲を刺激したのだろうか。それとも、単にぼくが早熟だっただけなのか。

 あなたとの逢瀬も、いわば「禁じられた遊び」だ。あの頃は子どもだから許されず、今は分別ある大人だから許されない。わかってる。なのに、止まれない。守るべき秘密も、背負う罪も格段に大きいと知った上で、ぼくはこの場にいる。決して後悔などしない。

 そう覚悟している一方で、結ばれることを切に求めたのは実はぼくだけで、あなたは想いを受け止めたに過ぎないのではないのか、その不安も心の底に巣食っている。微かなその怯えから、ぼくは繰り返しあなたを抱きしめ、口づけせずにおれない。

「ありがとう」
重ねた唇がゆっくりと離れた時、あなたはそう囁いた。
「貴方に出会ってから、私はこの日をずっと待っていた……」
 しっとりと落ち着いた、大人の女性のコントラルト。その声は、ぼくの胸元から響いてくる。

 薄暗がりの中で、ぼくの乳首に這い寄ってくるあなたの舌。
「あっ……そこは苦手……かも。くすぐったがりだから」
笑いの発作を堪えつつ、身をよじった。
「あは、そうなんだ」
微笑んだあなたはシーツを頭からかぶり、腹の辺りから下に向かってゆっくりと体をずらせてゆく。

 あなたの方から、ぼくを求めてくれている。その言葉と愛撫が不安を溶かし、誇らしさが胸に満ちる。シーツの中で、唇が肉棒に触れた。既に常ならぬほど硬くなっている怒張が、更に反り返る。温かい舌が裏筋から亀頭全体を舐め、おもむろに口に含んだのがわかった。

 照明はどこで調節するのだろう。枕元に手を伸ばし、コンパネのありかを探る。あなたの献身的な尺八を、煌々とした灯りの下で見たい。だけど、初めてのセックスでそんなことをしたら、きっと変態だと思われる。ぼくは、その衝動を抑えつけた。

 股間では、温かい唇と舌が肉竿を愛撫してくれている。シーツを掴んだぼくは、それを引き剥がそうとする。ふくらはぎだけ見えていた足の、太ももがあらわになる。そして、うっとりする程まろやかな尻も。自分自身を焦らせるように、殊更にゆっくり剥いでゆく。

 あらわになった美しい背中を、艶やかな黒髪が彩っている。開き気味に投げ出した二本の脚の間に顔を埋め、腹ばいになったあなたが一心にフェラチオをしてくれている。今日の逢瀬が決まってから、ぼくがずっと夢見てきた光景だ。

 膣と違って、口には歯がある。愛したくなければ、歯を閉じればいいだけのこと。あなたが自分の意思で男根を口に含み、愛してくれることが嬉しい。熱いため息とともに舌が茎の側面を這い、花びらのような唇が鈴口にそっと重ねられる。

 ぼくは上半身を起こし、額に垂れかかる前髪を手で掬い取った。まぶたを閉じたあなた、その唇が肉竿を包み込んでゆくのを見守る。中ほどまで含んだ時、眉根が苦しげにたわんだ。いったん亀頭まで吐き出し、息継ぎをしてまた真ん中辺りまで呑みこむ。

 ディープスロートに慣れていないのが、一目瞭然のフェラチオだ。歯が時々、茎の側面に当たる。舌の使い方も、恋を知り染めた少女のようにぎこちない。旦那様をよく口で逝かせると言ってはいたが、ほとんど性技らしい性技を仕込まれていないように見える。

「見ないで。恥ずかしい……」
 そう呟き、あなたはまた懸命に咥え込もうとする。それが排泄器官であっても、好きな人のものなら汚くない。あなたのその想いが、ひしひしと伝わってくる。その様子が一途な心と無垢の体を表しているようで、肩を抱いて胸に引き寄せた。

 男としてのぼくを、あなたは必死で受け入れようとしてくれている。愛おしくてたまらず、朱唇を自分の唇でふさぐ。旦那様の怒張をこれまで幾度となく口唇愛撫し、時には精の飛沫を喉奥で受け止めてきたろうに、その唇は少しも穢れてはいない。

「苦しいようなら、突き出した舌で舐めてくれていいのに」
 相手のすべてを呑み込んでしまおうとするかのような、長く情熱的な口づけの後で、ぼくはそう囁く。あなたは小さくうなずき、正座から上半身を倒して再び股間に唇を寄せる。

 前髪を持ち上げ、額を露出させる。熱を宿した舌が、そそり立つ肉竿にぴったりと押し付けられている。
「その感じで、全体をまんべんなく舐めてみて」
 肉棒をねぶり回しながら、あなたの瞳はぼくを上目づかいに見つめ続ける。何と妖しく、男の征服感を刺激する視線だろう。

「こう……ですか?」
「ええ、気持ちいいです。そしたら、笠のように張り出した部分、そのすぐ下を舐めることができますか?」
 経験したことのない興奮に、ぼくの声も上ずっている。

 突き出された舌先が、ていねいにカリの縁を舐め回す。あなたは従順に、こちらの指示した通りの愛撫を返してくる。
「……こう?」
「うん、そう。そのままぐるっと、縁の下をなぞるように一周して。ゆっくりとね」

 女を自分色に染めてゆくとは、こういうのを言うのだろうか。
「すごく上手だ。この縫い目のような所に舌の腹を押しつけて、また縁を一周してを繰り返してごらん。そう、唾液をたっぷりとつけて」
「はい……」

 舌使い以上に、素直ないらえが心地よい。
「ありがとう。次は先っぽだけ包み込んで、舌でレロレロして……そうだ。その動きのまま、もう少し深くまで。うん、その調子」
 汗の浮いた富士額もあらわに、指示通りの口淫にふけるあなた。

「いいよ。それを繰り返しながら、お尻をこっちに向けられる?」
 シックスナインをするつもりだと、わかったのだろう。陰部を至近距離で見られながらされる愛撫を恥らってか、肉棒で膨らんだ頬を染めて、あなたは小さくいやいやをする。

「だって、あなたのも舐めてあげたいし。いいから、早くなさい」
 強めの言葉で促しつつ、尻をぼくの頭の側に引き寄せた。ぴったりと揃えられていた太ももを割って、片方のひざで体を跨がせる。
「続けてください。あぁ、本当に気持ちいいよ」


続きをお楽しみに……

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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 11:00 | 初めての逢瀬

2010年11月06日

初めての逢瀬(8)− 絶頂

 二度の絶頂。いや、つながる前にクンニでイってくれたことを入れると、あなたは既に四度も達してくれている。再び腰を引き、蜜壷の入り口から少し入った付近を肉棒の先で探りながら、ぼくは自分の手でそうできた喜びをかみ締めた。
 
 あなたと違って、妻は中逝きができない女だ。求められて抱くのが、年に数回程度。だから、完全なセックスレスという訳ではない。その時には、まず指でいじったクリトリスを唇で覆うように吸いつき、舌でたっぷりと舐める。
 
 その愛撫を延々と繰り返して頂上近くまで追い上げておき、気をやる直前にインサートする。しかも、挿入後も指でクリを揉み潰してやらないと失速してしまう。クリトリス性感しか開発されていないのだ。その上、続けて二度はイケない。
 
 ぼくは、妻に対して自分に出来ることはすべてした。気が乗らないと言われれば、無理強いはせず、本人の意見を聞きながら、感じてくれるようにと努力した。
 
 しかし、結婚してからそれなりの年月が経ち、あれこれ工夫しながらセックスをし続けても、ぼくは彼女に独身時代に付き合った恋人以上の悦びを与えることはできなかった。
 
 自分はセックスが下手なんだ。ずっと、そう感じていた。それは虫歯の疼きのように、心の底に劣等感として存在し続けた。だが、それは思い込みに過ぎなかった。自分の手で舌で、そして男根で、あなたはオーガズムを感じてくれている。それも、一度ではなく何度も。
 
 あなたをもっと悦ばせ、もっともっと感じさせたい。そうすることが、ぼくが男として認められているという自信につながる。昂ぶる心臓の鼓動に、喉の乾きにも似た強い渇望を感じながら、股間の屹立をあなたの肉洞に抜き挿しする。
 
「どう? しっかり感じてくれてますか?」
 浅瀬と奥を交互に掻き回しながら、ぼくは遠慮がちに訊く。
「ぁん……はい……ぅあっ」
 あなたはあえぎ声の合間に、うなずきながら答えてくれる。
 
 部屋に入ってすぐ、エアコンの調節をしないままにキスをし、愛し合い始めた。初夏のこの時期、静かに話でもしていれば適温だろうが、何せ激しい運動の最中だ。頬からあごへと伝い落ちた汗が、あなたの胸に滴り始めている。
 
 二度のアクメを経て、あなたの肉壷がぼくの男根に馴染んで来た感覚がある。あれほどぴったりと閉ざされていた媚肉の合わせ目は、ぼくを受け入れるために、今やばっくりと口を開けている。一糸まとわぬ姿になって、つながり合うことの幸せ。
 
 もはや、緩急に規則性を持たせる必要はない。そう感じたぼくは、恥骨同士がぶつかるほど肉棒を突き入れてから、奥の奥でグリグリとこね回す動きへとシフトした。
「ぁあん、そんなにされたら……ぁうっ!」
 
 ついさっき極めた悦びの頂。そこから少しだけ下っただけのあなたを、ぼくは更なる高みへと導こうとする。
「また、声が大きくなってきた。ホントに可愛いね」
 瞳をまっすぐに見つめながら、感じたままを口にする。
 
 肉棒で奥を掻き回されるたびに、善がり声に切なさが増す。
「また、イクんだね……」
 口を半開きにして、掠れ声で「はい」と囁くあなた。
 
「いい? その時は、はっきりイクって言ってくれたら嬉しいな」
 肉ひだの隅々まで、カリ首で擦り取るイメージで腰を動かす。
「あっ、あん……でも……ああっ……そ、そんなの、恥ずかしい」
 
 円運動から往復運動へ。変化に応えて、あなたの腰が妖しく蠢く。
「だって、言ってくれたら、もっと高くまで連れて行ける」
 眉毛の中を伝い落ちた汗が、目に沁みる。それを手で拭い、微笑みかけるぼく。だが、あなたの目は焦点が定まっていない。
 
「ほら、もうすぐだ。あなたなら、ちゃんと言える筈だ」
 頭を両手で抱きすくめるようにしながら、肉杭を打ち付ける。
「はあぁ……また……あっ、あぐぅっ!」
 下肢を浮かせ気味にして、あなたはより深く受け入れようとする。
 
「気持ちいいんだね? だったら、イク時はイクって言いなさい」
 汗が滴り落ちる。あなたのおとがいが、大きくのけ反る。
「ああっ! いっ、いやぁ……あっ! あうっ!!」
 またしても発作が始まった。あなたの体は硬直し、濡れそぼった蜜壷が肉棒を締めつけてくる。
 
 快感の嵐に身を晒す姿の、なんと妖艶なことだろう。だが、あなたはイクとは言えなかった。独りよがりのセックスをする旦那は、女が感じすぎることを嫌悪していると聞いた。それに、イクこと自体が滅多にないため、普段の夜の営みでは口にしない言葉だろう。
 
 その辺りの事情を聞いていただけに、余計にぼくはその言葉を切望する。無理強いするわけにはいかないが、達したという事実を、ぜひともあなた自身の口で言わせたい。そうすれば、ぼくの征服欲はより煽られ、剛直はより硬さを増すだろう。
 
 それにしても、この部屋は暑すぎる。動きを止めれば、余計に汗が噴いて仕方がない。ぼくは上半身を起こし、体を後ろに引こうとした。
「あっ……」
 荒い息をしながら、放心したように仰向けに横たわっていたその喉から、小さなあえぎが漏れた。
 
 あなたの手がぼくのひじを掴んで、すぐに離れた。
「ん? どうかした?」
「いいえ、何でも……ないわ」
 その声を背に聞きながら、ぼくは空調のコンパネを触りに立った。
 
 体を離したくない、あなたはそう思ってくれたのだろう。そして、そういう執着を一瞬でも見せてしまったことを恥じたのだ。ボタンを押して設定温度を大きく引き下げ、風量を最大にしながら、さっきの仕草の意味を、ぼくはそう受け止めた。
 


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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 06:10 | 初めての逢瀬

2009年08月12日

初めての逢瀬(7)− 律動

 女性器は門だ。そこには鍵はついていない。門の前をショーツが覆い、太ももという名のシャッターが存在する。更にその上からスカートやズボンが、その付近全体を覆い隠していて、門そのものが容易に見えないよう守っている。
 
 だが、衣服は剥ぎ取れば済む。脚の強さが手の比ではないといっても、無理やり股を広げさせる術はある。すなわち、門前までは力ずくでも行き着ける。しかも、口と違って歯がないから、指で広げて中を覗くこともできる。女陰とは鍵のない門なのだ。
 
 では、強姦罪に問われることを厭わなければ、どんな男でもその門をくぐれるのか? いや、そうではない。女体の門は、愛する相手にしか開かない。無理やりに押し入ろうとしても、泉は涸れたまま。膣は潤わぬことで、望まぬ侵入を拒もうとする。
 
 濡れないのは、心が拒んでいる証拠。体質等による個人差はあるだろうが、肉体ではなく、脳が感じれば膣は自然に蕩けてくる。もちろん、唾液やローションで補うことはできる。そして、肉壁が傷つかないように、感じていなくても幾分かは濡れるようになっている。
 
 だが、そうしたイミテーションや代替物、女体の防御機構に頼らなくても、心から望んだ相手に対しては、愛液が驚くほど溢れ、ふたりが一つになることを自ら助ける。それが女なのだと、ぼくはあなたと出会うことで初めて知った。
 
 膣の奥まで、深々と突き刺さった肉棒。アクメに達して収縮した肉ひだが、クニクニとまとわりついてくる。
「ひょっとして、イッた?」
 愚問だろうか。だけど、こんな動きともいえない動きで……。
 
「うん……イッちゃった……」
 止めていた息を大きく吐いたあなたは、はにかんだ様子で微笑む。少しばかり、息が切れているのがわかる。ぼくは思わず抱きしめた、その少女のように無防備なあなたを。
 
 そして、再び唇を求める。蕩けてしまいそうなほど柔らかい。発作が次第に収まってゆくかのように、肉竿を喰い締めていた媚肉が緩んでゆく。だが、それでも十分にキツい。唇の感触と唾液の甘さを堪能してから、腰をゆっくりと手前に引いた。
 
 ぼくが体を離すと思ったのか、あなたは小さくいやいやをする。こちらを見上げる表情が切なげで、瞳はしっとりとした光を湛えている。
「抜いて欲しくないんでしょう?」
 囁き声で、ぼくはそう問いかける。
 
「……そんなこと……ないです」
 アクメを迎えたことで潤いが増したのか、膣内の滑りはよくなっている。入り口付近まで引きつけたカリで、浅瀬をゆるゆるとまさぐる。
「あっ、あっ……ああっ」
 
 ざらざらとした感触が、微かに伝わってくる。この辺りが、あなたのGスポットだろうか。そう見当をつけ、短いストロークで肉棒を前後させる。短いあえぎ声が、半開きの口元から漏れる。なんて敏感に悦んでくれるのだろう、この人は。
 
 浅めの突きを繰り返しては、切なげなその表情を楽しむ。感じてくれてはいるものの、どこか物足りなさそうな風だ。あなたの気品ある顔に、ほのかに情欲の色が兆し始める。それを見たぼくは、硬く反り返った男根を根元まで一気に突き挿す。
 
「あうっ!」
 突然の衝撃に、あなたの声が途端に跳ね上がる。二度三度とは続けない。声音に切なさが滲んでくる。Gスポットをカリで掻き、もどかしい様子が見えたら、一気に奥まで突き入れる。その繰り返し。
 
「あっ、ぁあん……あぁん……あぐっ!」
 ぼくは、胸板をあなたの乳房に押し付けてはいるものの、体重は両ひじで支えている。浅く浅くを続けて、いきなり深くねじ込む。その動きに、あなたの体が次第にシンクロしてくるのがわかる。
 
 あなたの腕はいつの間にか、ぼくの背中に回されている。その手が腰の方に降りて行こうとしては、はっとした様子で肩の辺りに戻る。しつこいほど浅く浅く、そして時に深く蜜壷をえぐりながら、ぼくにはあなたのためらいが感じ取れた。
 
 一方で、あなたの善がり声は徐々に大きくなってゆく。快感があなたを襲っている。だが、それを奔放に表現すること、更には自分から積極的に求めることが、貞淑な妻としての振る舞いに慣れたあなたには、きっと難しいのだろう。
 
 それでも、あなたが感じてくれているのは確かだ。その事実が、何より嬉しい。浅瀬でもどかしさを募らせておき、一気に奥まで貫く。そのインターバルを少しずつ狭めてゆく。
 
 エビ反る女体。喜悦の波は、先ほどより更に大きい。性感の高揚を感じ取り、ぼくは肉竿を続けざまに突き刺す。容赦なく根元まで。嬌声は、もはや艶かしい叫びに近い。あなたは眉根を寄せ、苦しさに耐えているかのような表情で、頂上へと駆け上ってゆく。
 
「あううっ! また……あっ! ああっ!」
 快楽の虚空に投げ出される、あなたの心と体。ぼくは奥の硬めの部分に切っ先をぶつけ、そのまま動きを止める。強い締めつけが襲って来た。さっきよりも、膣全体のうねり方がよほど激しい。
 
 別の生き物という表現は、あなたの膣にこそ相応しい。肉壁全体が、不規則に形を変えながら絡みついてくる。ぼくの数少ない経験からしても、こんな名器は珍しいとわかる。一度でもこの肉壷の感触を体験した男は、あなたを絶対に離したくなくなるに違いない。
 
 アクメを貪るあなたの表情は、妖しい淫らさを湛えながらも、実に美しい。こんなに上品で知的な女性が、これほど男を虜にする肉体を持っているなんて。快楽の頂を極めても、まだ足りないと言うように、肉洞は尚もヒクヒクと男根にまとわりついてくる。
 
 耳に唇を近づけ、軽く甘噛みしながら囁いてやる。
「また、イッたんだね」
「……はい……」
 頬を染め、まぶたを伏せたままで、そう答えるあなた。
 
 恥じらいが愛おしくて、ぼくは唇を重ねる。上り詰めるたびに、あなたの体から無駄な力が抜けてゆき、舌のいらえが情熱的になってゆく。もっとあなたを変えたい。ためらいを無くさせたい。そう思うだけで、ぼくの腰はまたゆっくりと動き始めるのだ。
 


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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 09:17 | 初めての逢瀬

2009年08月10日

初めての逢瀬(6)− 挿入

 ついに一つになるんだ。その感慨がぼくの胸に湧き上がる。あなたとこうなれたことに、まるで現実感が無い。しかし、そそり立ったペニスを肉の裂け目にこすり付ける感触が、これが決して夢でないことを教えてくれる。
 
 もっと焦らせば、もっと悦んでくれるのかもしれない。肉の合わせ目に亀頭を押しつけた状態で、微妙に腰を揺すりつつ、首筋から肩、そして胸元に掛けて舌を這わせてゆけば、もどかしさに耐え切れず、淫らな願いを口走ってくれるのではないか。
 
 しかし、ぼくの方がそれを我慢できなかった。腹につくほど反り返ったペニス全体が、じんじんと疼いている。もう一刻も待てない。聖域から溢れるねっとりとした愛汁を塗りつけ、ぼくは入り口に押し当てた男根を、奥へと押し込み始める。
 
「ぁあっ……あっ……あうぅ」
 絡みついてくる粘膜。その感触をじっくりと味わいながら、じわじわと埋め込んでゆく。快感からなのか、それとも恐れからか、あなたの喉から低いあえぎ声が漏れる。
 
 聖なる肉洞は、十分に潤っている筈だ。しかし、なんとも狭い。それほど何人もの女性を知っている訳じゃないし、結婚してからは妻としかセックスした事がないが、これほどのキツさは感じたことがない。
 
 切っ先が、ずれてしまったのではないか。心配になったぼくは、上半身をあなたの胸から離して、つながっている部分を見ようとする。しかし、照明が暗めであるうえに、姿勢がやや不自然なためか、よく見えない。そのまま上半身を起こすと、膝立ちに近い体勢になった。
 
 亀頭を飲み込んでいる場所は、どうやら間違ってはいないようだ。
「いやっ……見ないでっ!」
 ぼくの視線に気づいたあなたの手のひらが、結合部を隠そうとする。
「だって、あんまりキツいから、変な所に入ってないかと思って」
 
 あなたは、ぼくの目を見つめたまま、首を可愛らしく左右に振った。
「ぁあん……こんなの恥ずかしい……」
「大丈夫。だって暗いから、シルエットしかわからないよ」
 嘘だった。目は慣れてきている。股ぐらの中心に突き立っているのがわかる。
 
 黒々とした肉棒が、淫唇の隙間をしっかりと貫いている。女性器の周辺に陰毛がないため、まだ半分までしか埋まっていないのが、はっきりと見えている。
 
「痛くない?」
 腰を数ミリだけ前に進めた。あれほど濡れていたのに、肉と肉が軋む感覚がある。
「うっ……うぅん……ぃ、痛く……ない」
 
 その応えに安心して、また数ミリねじ込む。
「……あっ……ぅぐっ」
 おとがいが、大きくのけ反った。さっきまで結合部を隠そうとしていた両手は、それぞれ頭の横のシーツをぎゅっと掴んでいる。
 
 時おり腰を捻りながら、寸刻みで打ち込んでゆく肉杭。両ひざの内側を持って、シーツに押し付けると、あなたの無毛の陰部に、ぼくの恥毛が徐々にかぶさっていく。
「あぁ、あなたの体は、なんて……」
 
 声が掠れて、上手く言葉にならない。頭の芯は痺れ、自分の手足がこわばっているのがわかる。あなたとぼくの恥骨が、皮膚と筋肉を間に挟んで微かに擦れ合うのを感じる。
「はぁぁっ……」
 堪えきれないという様子で、吐息交じりのあえぎが漏れた。
 
 膣の奥では、亀頭が何かに当たっている。絡みついてくる肉ひだとは違ってそれは、柔らかい中にもどこかコリコリした感触がある。それに気がついたぼくは、そのまま腰を緩やかに揺すった。
 あなたの喉からこぼれ落ちる、押し殺した呻き。ぼくは、下半身からやや小ぶりな胸、そして顔へと目をやる。
 
 ああ、この人はこんなに美しかったんだ。薄闇に順応した目は、その美貌をしっかりと見分けた。二人の視線が絡み合う。
「なんて、綺麗な……」
 そう呟きつつ、上半身を前に倒して、ぼくは唇を求めた。
 
 目を閉じて、迎えてくれるあなた。その朱唇の狭間を、舌で割り開く。絡みつく唾液まみれの舌と舌。性器同士がつながったことで、心の堤防に穴が穿たれたのだろうか。あなたの体の動きは、指や舌で逝った時より柔らかくなっている。
 
 女体の上下ふたつの粘膜に包み込まれる、その一体感は圧倒的だ。その心地よさに酔いながら、ぼくは感じていた。飛行機が離陸する時、この速度を超えると、もはや中止はできないという速度がある。離陸決心速度 ―― そう呼ばれる境界を、ぼくらはこの時に超えた。
 
 腰をゆっくりとグラインドさせ、肉棒であなたの聖なる壷の形を探る。あなたはぼくの舌を、口の奥へと吸い込もうとしている。腰の辺りが不規則に震え、膣壁がビクンと締めつけてくる。それに合わせるように、塞がれたあなたの唇から噴きあがる嬌声。
 
「ぅうっ……んあっ……あっ、あぁん!」
 あなたは不意に首を捻って、唇をもぎ離した。そして、反り返らせた喉から、甘く淫らなあえぎを惜しげもなく振り撒く。肉洞が脈打ち、ぼくの肉竿を締め付けてくる。
 
 ふたりの体がつながって、初めての絶頂。ぼくは、その時のあなたのイキ顔がどれだけ美しかったかを、今もはっきりと思い出せるよ。
 


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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 11:42 | 初めての逢瀬

2009年03月18日

初めての逢瀬(5)− 女体

 ぼくの舌で達したあなたは、体を弓なりに反らせる。肩と床についた両足で体を支える形で、腰が掛け布から跳ね上がる。
 
 逝ってくれたんだ。それほど高い頂ではなかったのだろうが、山頂に押し上げたという確かな手応えがあった。程よい肉づきの太ももが、ぼくの顔を左右から強く挟みつけてくる。
 
 絶頂を味わう間は止めていた息を、切なげに吐き出すあなた。浮いていた尻が落ちてくるところを、絡めた指を素早くほどいて受け止めた。量感豊かなヒップが、ぼくの手のひらに収まる。そのまま、女性器の中心に再び舌をこじ入れる。
 
 巨大な柘榴の実にかぶりつくような形で、あなたの女陰をじっくりと味わう。縦に割れた表皮の間から、汁気をたっぷりと含んだ果肉が顔を覗かせている。張りのある尻肉を、両手でわし掴みにした。腰全体を手前に引き寄せ、熟した果実をほおばる。
 
「あっ……ああぅん……」
 ひと息つきはしたが、燃え上がった官能は鎮まらない。深く深く、股間に喰らいつく。鼻の辺りにはシャリシャリとした恥毛の感触があるが、口を押し付けている周りにはそれを感じない。
 
 肉ひだを丹念に舐め、こんこんと湧く蜜をひとしきり堪能してから、不意に顔を女陰から離した。
「ああっ……見ないで……」
 あなたは掠れ声で嘆きはするものの、手で隠すことはしない。
 
 目の前に、夢にまで見たあなたの聖域がある。ヴィナスの丘を飾る縮れ毛は煙るように淡く、上も横も処理しているのだろうか、生えている範囲はごく狭い。そして、麓まで下りる途中で草むらは消え去り、クリトリスから会陰部にかけては完全な無毛だ。
 
「本当に剃ってるんだね。あぁ、なんて綺麗なんだ」
 頭からつま先まで、あだっぽく熟したあなたの体。その中で、性器の周囲だけが童女のように可愛らしい。
「いやっ……そんなに見られたら、わたし恥ずかしくて……」
 あなたは両手で顔を覆い、身も世もないという風情で恥らう。
 
 内側に掛けた手で太ももを押し広げながら、尚もあなたの股間を執拗に視姦する。慎ましやかに寄り添い合う、二枚の花弁。その周りの仄かな色素沈着が、尻の割れ目に近づくに連れ、心もち濃さを増してゆく。
 
 唾液と愛液でぬらついたヴァギナを目で犯し、その淫靡な様に興奮してまた舐める。その繰り返しで、一度は落ち着き気味になったあなたのあえぎが、再び激しくなってきた。
「あっ……も、もう……許して……」
「いいんだよ。ぼくの舌で、何度でも逝ってくれて」
 
 くねり舞う腰の動きに合わせて、ぼくの唇はスリットを追いかける。クリトリスを剥き、そこに当てた親指を小刻みに震わせる。舌を再び肉洞に挿し込みつつ、もう一方の手であなたの上半身を探る。
 
 しっかりと熟していながらも、乙女の瑞々しさを失わない乳房が、手のひらに吸いついてきた。最初は包み込むように柔らかく撫で、クリと肉ひだへの愛撫の盛り上がりに合わせて、次第に強く揉みしだいてゆく。
 
「……あぁん、こんな……あうっ……いっ、いいっ」
 あえぎ声に混じって、意味の取れない言葉のかけらが喉からこぼれる。先ほど軽く達したからか、あなたの乳頭は勃っている。親指と人差し指で、その乳首をつまんでいじってやる。
 
 敏感な部分を三箇所同時に責められ、あなたの善がり声は切羽詰ってきている。淫汁の湧き出す泉を舌先で愛で、両方の手で剥き出しの肉芽と乳頭をもてあそぶ。互いにシンクロしたそれらの刺激が、あなたを飲み込む大きなうねりになってゆく。
 
「ああぅ……んぐぅっ……」
 あなたの場合、乳首の表面を優しくなぞるより、強めに刺激した方が感じるようだ。指に力を込めるたびに、性感が波立つのわかる。軽いケイレンに似た腰のびくつきが、次第にその間隔を狭めてくる。
  
 肉芽をもてあそぶ指、女陰を舐め続ける舌。両方のピッチを一気に上げつつ、乳首をぐいっと揉みつぶす。半開きになった朱唇から、艶かしい嬌声が絶え間なく噴き出してくる。
 
「あっ、またよ……また来ちゃう……あぁっ、あぅんっ!」
 あなたのしなやかな体が、またしても大きく反り返った。ベッドの掛け布を、ぎゅっと掴む細い指先。切なげに眉根を寄せ、愉悦をかみ締める横顔が愛おしい。
 
 官能の空高く舞ったあなたが、地上に戻ってくるのを待って、舌と指を離した。ワイシャツ、靴下、ズボンを一気に脱ぎ捨てる。テントを張ったトランクス。そのゴムに手を掛けて引き下げると、勃起したペニスが顔を出す。
 
 感じたことのない胸の高鳴り、そして股間の高ぶり。それらに突き動かされるように裸体を抱き上げ、ベッドの中央へと運ぶ。あなたが目を開いた。その顔に微笑みかけてから、脚を持って膝を割る。そして、太ももの間に自分の腰を押し進める。
 
 あなたのすべてが欲しい。あなたと一つになりたい。舌と指による愛撫に身を委ね、頂上を極める姿を目の当たりにして、欲望は限界にまで高まっている。充血し、反り返った男根。その鈴口には、透明な先走りが既にあふれんばかりになっている。
 
 猛り立ったペニスに手を添え、女陰に先端を押し当てる。スリットを上下になぞり、肉と肉をゆっくり馴染ませる。
 あなたは仰向けの姿勢で、まっすぐにぼくを見つめていた。その視線を受け止め、ぼくもあなたを見返す。
 
 やめるなら今よ。覚悟は本当にできてる? ―― あなたの瞳が、そう問い掛けてくる。わかってる。ぼくは、あなたを守ると言った。一つになることは、契りを交わすということだ。法律上はどうあれ、心を預けあう伴侶になるということだ。
 
 体内で荒れ狂う牡獣の本能。それは、ぼくの覚悟とは別のものだ。あなたの体を使って、自分の性欲を満たしたい訳じゃない。ぼくは、人間としてのあなたを愛したいんだ。何度も自分に問いかけ、その上で腹を括ったことなんだ。
 
 その想いをかみ締めながら、ぼくは小さくうなずく。そして、キスを求めた。唇と唇をそっと重ね合わせるだけ。相手のすべてを受け止め、未来を共有するという誓いの口づけだ。
 
 絶対にあなたを離さない。必ず幸せにしてみせる。見つめ合ったまま、ぼくはゆっくりと体を起こした。心臓が脈打つたび、極限まで充血したペニスに微かな疼痛が走る。ぼくはその根元を持つと、手探りであなたの秘苑の中心に亀頭をあてがった。
 


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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 12:08 | 初めての逢瀬

2009年03月13日

初めての逢瀬(4)− 聖域

 床に足を垂らした姿勢で、ベッドに横たわったあなた。衣類のほとんどを剥ぎ取られ、素肌にまとっているのはTバックショーツ一枚。ぼくは太ももの間に体を割り込ませたまま、白い下着に浮き出したシミを至近距離から見つめている。
 
 身をよじって恥じらいはするものの、上半身を起こしてまで逃がれようとはしない。両方の手を握られた状態で、首を捻ってベッドの掛け布に頬を押しつけている。羞恥に耐えながらも、あなたはぼくの愛撫を待っているのだ。
 
 股間を覆う逆三角形の白い布は、ごく薄く小さい。恥丘を隠している部分はそれでも幅広だが、ビキニラインの奥になるに従ってタイトになってゆく。近づいた布の縁は会陰で一つに交わり、紐になって尻肉の間に消えている。
 
 逢う前に交わしたメールのやり取りの中で、あなたはIライン、つまり女が最も女である部分の脱毛をしていると言っていた。この小さな布からヘアが少しもはみ出していないということは、その言葉通りなのに違いない。
 
 楕円のシミに鼻を押しつけ、深く息を吸う。全身から立ち上る甘やかな香りとは違った、もっと直接的な女の匂いが鼻腔を衝いてくる。焦らした方がいいのはわかってるが、そんな余裕はない。絡め取った手をほどき、ぼくはショーツの縁に指を掛けた。
 
「ああっ……恥ずかしいっ」
 股布を脇に押しやり、恥じらいの源泉をあらわにする。寄り添いあった二枚の花弁のあわいに、ぼくはいきなり舌を押しつけた。あなたの細い喉から、あえかな嬌声がこぼれ落ちる。
 
 先ほどの指での愛撫によるものか、陰唇は十分な湿り気を帯びている。片方のラビアに吸いつき、外側に軽く引っ張る。肉の合わせ目が、わずかにほどけた。すかさず、その隙間に舌を挿し込む。舌先に愛液の淡い酸味を感じた。
 
「旦那さんは、ほとんどクンニしてくれないんですよね?」
 唇を膣口に押しつけているため、くぐもった声になる。メールのやり取りの中で、あなたはそう書いていた。主人にフェラはさせられるが、クンニリングスしてもらった経験はほとんどないと。
 
 夫婦の営みは、今もコンスタントにあるらしい。しかし、濡れなくて困るのだと言っていた。そんな時、どうするのかというぼくの質問に、あなたは答えた。―― フェラチオしろって言われます。しっかり舐めて、滑りを良くしろという意味でしょうね。
 
 更には、それすら待ちきれず、乾いた膣に無理やり挿入しようとすることも多いという。信じられない気がした。妻が濡れていないのは、自分の愛撫が不足しているから。そう考えるのが普通ではないか。
 
 そもそも、愛液の代わりに唾液を使うという発想が不快だ。しかも、同じ間に合わせ方をするにしても、自分のでなく妻の唾液を使おうとするなんて。濡れないのが悪いのだから、お前が責任を取れということなのか? 奉仕は、妻だけの務めだと言うのか?
 
 あなたやぼくが思いつけない理由が、旦那様にはあるのかもしれない。しかし、どんな事情があるにしろ、そのセックスはあまりに哀しいと思う。妻の体を性欲処理に使っているだけ。あなたが、そう受け止めるのも無理はない。
 
「あなたのここ、すごく綺麗だ」
「ぁあ…そんなこと…」
 肉ひだに押しつけた舌の表面から、粘膜の微妙な凹凸が感じ取れる。そして、ほんのりとした温かさも。
 
「だって、本当に美しいもの。それに、とってもおいしい」
 ストレートな褒め言葉に、恥じらいの小さな悲鳴があがる。股ぐらに深く顔を埋め、両手の指を再び絡め取る。それに応え、あなたもしっかりとぼくの手を握り返してくる。
 
 執拗に膣口を舐め回しつつ、上半身に目を向けてみた。小さく刈り整えられた草むらの向こうに、形のよい乳房がある。その二つの丘の間から、そけぞった白いおとがいが見えた。いくら押し殺しそうとしても、あえぎ声は次第に高まってゆくばかりだ。
 
「どう? ここがいいんじゃない?」
 肉洞から滲み出す蜜を、舌で丁寧に舐め取っては、すぐ上のクリトリスにまぶしてやる。あなたの肉芽は、まだ苞の内側に守られている。それに丸ごとかぶりつき、吸っては離しを繰り返す。
 
「あっ、ああっ……いやぁ!」
 吸い立てる中で自然に出る、ちゅぱちゅぱという卑猥な音。それが、羞恥心を殊更に掻き立てる。仰向けのあなたは、長い黒髪を振り乱して悶えている。膣から尿道口を舌で探り、再び陰核に吸いついた。
 
 あなたが、快楽の坂を上り詰めてゆくのがわかる。
「逝ってください。あなたを、クンニで逝かせたいんだ」
 ぼくは、思わずそう口走っていた。旦那様があなたにしない分、ぼくがクンニリングスの悦びを教えてあげたい。
 
「あぅっ……あぁん、もう……もうっ!」
 がんぜない子どものように、あなたの指がぼくの手のひらを強く握り締めてくる。ぼくがここにいる事を確かめるように。そして、快楽の虚空に放り出されるのを恐れるように。
 
 甘露な蜜の湧き出すこの谷間は、女体における聖域だ。美しいあなたの中でも、女としての美が凝縮した場所。その清冽なサンクチュアリを唇と舌で愛でることの、何という深い喜び。クンニリングスを厭う旦那様の気持ちが、ぼくにはわからない。
 
「こっ……こんなのって……ぁあっ、いいっ!」
 自分の唾液とあなたの花蜜で、ぼくの口元はドロドロだ。激しさを増す愛撫に、あえぎ声が裏返る。
 頂上はすぐそこ。苞皮ごと強く吸った肉芽を唇から離し、またすぐにむしゃぶりついて、舌先で荒々しくこね回す。
 
「あなたのここは、本当に綺麗だ。一晩中でも舐めていたい」
 ぼくのこの呟きは、あなたの耳に届いたろうか。絡めた指と指。唯一自由が利く左右の親指で、莢を斜め上にめくり広げた。顔を覗かせた肉真珠の、なんと可愛らしいことか。
 
 聖域を彩る深紅の宝玉に、ぼくは夢中で吸いついた。
「あんっ、ぁあっ……あうっ!」
 エクスタシーへと向かう、最後の急坂だ。蠢く舌先が、あなたを一気に頂上へと押し上げる。
 ひときわ高い嬌声とともに、あなたの裸体が淫らに波打った。
 


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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 21:07 | 初めての逢瀬

2009年03月11日

初めての逢瀬(3)− キス

 口腔深く挿し入れた舌に、あなたの舌がねっとりと絡みついてくる。想いに応えてくれる手応えを得て、ぼくは夢中で唇をむさぼる。
「ぅうん……んぁっ」
 喉の奥から漏れるくぐもったあえぎ声は、感じてくれている証だ。
 
 初めてあなたの唇に触れた、前回の屋外デート。あの日は郊外の森林公園で待ち合わせて、そこのハイキングコースを二人で散策した。ぼくがメールで告白し、あなたがそれに応えてくれてから、二人が顔を合わせたのはその時が最初だ。
 
 肩を並べて歩く中で、ためらいがちに差し伸べたぼくの手を、あなたは握り返してくれた。細い山道を登り、たどり着いたあの三叉路。
 左に向かえば、山頂の展望台に続く道。右に進めば、緩やかに下って麓の終着点に至る道。その分岐点で、ぼくはあなたを抱きしめた。
 
 あなたを好きだという気持ちは、曇りのないまっすぐなものだ。少なくとも、自分ではそう思っている。しかし、想いが強く激しくなるに連れ、あなたのすべてが欲しくなってゆく。男として当然の感情だが、二人は既婚者である以上、問題は単純ではない。
 
 あの時のキスは、その先に踏み出す用意があるのかを、あなたに、そして自分自身に問い掛けたものだった。ぎこちなく肩を抱き、唇を押しつけただけの口づけ。ぼくらの間にある感情が友愛だけであるなら、あなたはそのキスを拒んでいた筈だ。
 
 何事もなかったかのように、麓に戻る道もあった。だが二人は、危うくとも山頂に向かう道を選んだ。仲の良い異性の友だちであり続けるには、ぼくらはあまりに惹かれ合い過ぎていた。
 あなたは、自分を守る覚悟があるかと問うた。それこそが望みだとぼくは答えた。そして、この手であなたを幸せにしたいとも。
 
 あなたの唇の感触を思い出しては、ぼくは眠れぬ夜を過ごした。夢見たその唇に、今のぼくは触れている。それどころか、中に挿し入れた舌を互いに絡め合ってさえいるのだ。
 
「ぅうん……ぁあぅ……」
 口を塞がれたあなたのあえぎが、熱く切ない鼻息となって、ぼくの頬に吹きかかる。股間に伸ばした右手を少しだけ上にずらせて、下着の上端から指を内側にもぐり込ませた。
 
 指先に恥毛が触れる。焦らせようと思っても、気が逸ってしようがない。手探りで亀裂を探り当て、寄り添いあった肉唇を掻き分けた指先に、ねっとりとした花蜜が絡みついてくる。
 
「んあぁ……あっ、あぁっ……」
 あなたの聖域は、既にしっかりと濡れていた。悦んでくれている。その確信を得て、ぼくは心から安堵した。嫌がられていない。この人は、ぼくの愛撫で感じてくれているんだ。
 
 手のひらをヴィナスの丘に押し当て、中指で肉の合わせ目を上下になぞる。その動きをゆっくりと繰り返す中で、女陰から漏れ出した愛液が、指を自然に深みへと引き込もうとする。指にたっぷりの蜜をまぶしては、それをクリトリスに擦りつけてやる。
 
 あなたの体の震えは、いつの間にか止まっている。ぼくも、もはや竦んでなどいない。唇を離そうとすると、あなたはぼくの胸に顔を埋めようとする。表情を見たくて、頬に手を触れた。すると、恥ずかしいのだろう、両手で顔を覆ってしまう。
 
「どうしたんです? 顔を見せてくれないと」
 その呼びかけに、あなたは顔を隠したままでいやいやをする。ぼくは上半身を起こして、スカートのホックを探った。後ろにあったそれを指で外し、脚からスカートを抜き取った。
 
 部屋の中で点いているのは、枕元の灯りだけ。だが、目はその薄明かりに順応し始めている。裸身に見とれそうになる自分を励まし、パンストに指を掛ける。あなたの手が止めようとするのを振り切って、一気に足元まで引き下ろし、両方のつま先から素早く抜き取った。
 
 あなたの脚は美しい。思わずうっとりしてしまう。あらわになった太ももに唇を押しつけ、舌先に素肌を感じる。
 背中に手を回して、おもむろに上体を持ち上げた。そして、尻がちょうどベッドの端に来るように、体全体を動かす。寄り添った左右のひざに口づけをしてから、その間に肩を割り込ませた。
 
「いやっ……こんなの、恥ずかしい」
 恥じらいに頬を染め、あなたは股間をぼくの目から隠そうとする。その右手を左手で、左手を右手でそれぞれ絡め取る。そのまま二の腕を使って半ば強引に太ももを割り開くと、顔を股ぐらに近づけた。
  
「あぁん、見ないで……」
 ショーツは、白のTバックだ。暗さに慣れた目には、中央に浮き出した縦長の楕円形がはっきりと見て取れる。そのシミに鼻を近づけると、あなたの匂いがはっきりと嗅ぎ取れた。



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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 18:53 | 初めての逢瀬

2009年03月10日

初めての逢瀬(2)− 抱擁

 光沢のあるベッドカバーが、やけに冷たく感じられる。あなたは、そこに腰掛けた状態から、裸の上半身を後ろに倒した体勢で、仰向けに横たわっていた。左右の太ももは、ぴったりと閉じられている。
 
 胸がときめいて、息苦しいほどだ。結婚してからかなりの年月が経つが、ぼくは自分の妻以外の女性を抱いたことがない。妻との間にも特に大きな問題はなく、夫婦とはそういうものだと思ってきた。
 
 半開きのあなたの唇を再び奪い、左の乳房に手のひらを重ねる。あなたの両腕が、ぼくの背中に回される。
「ぁん……」
 乳房を軽く揉みしだくと、光沢に満ちた朱唇の端から、小さな悲鳴がこぼれた。
 
 どうやって焦らし、いかにして高めようか、あれこれと考えてきたにも関わらず、ストレートに求めずにいられない。それくらい、あなたの魅力は圧倒的だ。花びらのような唇、その甘美な感触におののきを感じつつ、おずおずと舌を差し伸べる。
 
 閉じられた歯は、性愛への門だ。女性の側に受け入れる意志がなければ、決して開くことはない。その外面をなぞるように、行きつ戻りつするぼくの舌先を哀れに思ってか、固い門扉がほんの少しだけ開かれた。すかさず、ぼくはその隙間に舌を挿し込む。
 
「んあっ……んぅん」
 口腔の中の粘膜を、ぼくの舌が探ってゆく。あなたの舌は、奥で息を潜めたままだ。胸を愛撫する手に力を込めると、吐息の混じったあえぎが、ぼくの口元に振動として伝わってくる。
 
 唇を強く押しつけ、舌で白珠の歯を上下にこじ開けに掛かる。
「……ぅうっ……んぐぅ」
 ぼくのすべてが、あなたを求めている。あなたの体が、想いに応えてくれることを。なのに、その舌は臆病に過ぎる。ぼくの誘いに、容易に応じようとはしない。
 
 片手で肩を抱き、もう片方で胸のふくらみを揉みしだく。ひとしきり乳房を愛した後で、その手を下へと滑らせた。あなたが穿いているのは、ひざ丈より少し短いスカートだ。その裾をめくり上げ、太ももの美しい曲線をあらわにする。
 
「見ないで。恥ずかしい……」
 頬を朱に染め、あなたはぼくの胸に顔を埋めてくる。その体は硬くこわばったまま、さっきから小刻みに震えている。まるで少女のような恥じらいの表情が、いじらしくて堪らない。
 
「ぼくに任せてください。手荒な事はしないから」
 あなたへの愛しさが募り、覆いかぶさるように強く抱きしめる。少しの間、何もせずにそうしていた。ワイシャツを通して、あなたの乳房の弾力と体温、更にその内側の鼓動が感じ取れる。
 
 固く閉じた太ももは、あなたの貞淑さの証だ。ぼく同様、あなたも結婚してから、旦那様以外の男に体を開いたことなど一度もない。さっきから、喉が渇いて仕方がない。ぼくもあなたも、若き日の初体験さながらに緊張し切っている。
 
 本当に、この人を抱いていいのか。逢うことが決まってから、何度もそう自問してきた。人妻と深い関係になることが何を意味するか、それはよくわかっている。そして、それが罪に値することも。だが、ぼくはそれでも引き返せないと感じたのだ。
 
 大きく息をしてから、再びスカートの裾に手を伸ばす。
「ぁあん……」
 あなたの抵抗は、先ほどよりも弱々しい。股間にたどり着いた指が、ビキニショーツとパンストの上から、ゆっくりと聖域をなぞる。ふっくらとした恥丘の頂から、その下の谷間へと分け入る。
 
「そう、楽にしてください。大丈夫だから」
 無理やり脚を開かせたりはしない。スリット沿いに指を奥まで挿し入れ、それを外に押し広げる形で太ももを割り開く。あくまでも柔らかなタッチで、その動きを何度も繰り返す。
 
 そして、ぼくはあなたの首筋に舌を這わせる。微かに香る汗の匂いまでが、まさに女そのものだ。内股への執拗な愛撫に、わずかに緩んだ太もも。その隙間に、すかさずひざを挟み込んだ。これで、両ももを密着させる守り方はできなくなる。
 
 スカートは、腰まで捲くり上げられている。パンストの上端から指を忍び込ませた。吸いついてくる素肌の感触に、ぼくの興奮は更に高まる。聖域を覆うのは、薄いショーツ一枚だけ。股布の上からでも、陰唇の位置がはっきりと感じ取れる。
 
「ぁあっ……あぁん」
 あなたの声が、少しずつ艶かしさを増してゆく。息遣いが、荒くなっているのがわかる。唇を重ねた。白珠の門扉は、いまや上下に開いたままだ。舌先で、その内側に訪れを告げる。
 
 股間に這わせた指を、クリトリスのある辺りに押しつけ、細かく震わせた。あなたの反応を見ながら、位置を探ってゆく。
「んぐっ……んぁっ」
 不意に激しくなったあえぎから、肉芽のありかが知れた。そこに振動を集中させる。
 
「うぐっ……ぅぐぁっ!」
 ショーツ越しの愛撫。そのもどかしさに耐えかねたように、あなたの舌がぼくを求めてきた。弾力に満ちた感触に軽いめまいを覚えながら、ぼくはあなたの舌の動きに応えてゆく。



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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 19:09 | 初めての逢瀬

2009年03月07日

初めての逢瀬(1)− 胸元

「あなたとこうして逢えるなんて、まるで夢のようです」
 夕闇迫るホテルの一室。かはたれの闇の中で、均整の取れたあなたの体を抱きながら、ぼくはそう呟く。そして、また唇を求めてしまう。
 
 二人の身長差から少し顔を上に向けたあなたは、目を閉じてぼくを受け入れてくれる。キスをするのは、これで二度目。最初は、告白後の初デートだった。その時以上に、ぼくの心臓は高鳴っている。
 
 あなたは、白いブラウスを着ている。下は、濃い色のタイトスカートだ。ホテルまでの道のりは、初夏の陽射しに満ちていた。なのに、その二の腕はひんやりとしていて、透明感のある素肌は静謐な艶やかさを湛えている。
 
「あの……本当に、あなたを抱いてもいいんですね?」
 いいからこそ、あなたはここに来たんじゃないか。それは、よくわかってる。だが、確認せずにはいられない。
 ここからの一歩は、引き返すことのできない一歩だ。重ねての問いかけは、あなたに対してだけでなく、自分自身にも向けられていた。
 
「……はい」
 あなたのいらえは、小声だがはっきりしていた。その声に勇気づけられるように、ぼくはブラウスの一番上のボタンに手を伸ばす。しかし、指先が震えて上手くいかない。
 
 普段から確かに不器用だが、まさか緊張のし過ぎで、現実にこんなことが起きるとは思わなかった。
「ごめんなさい。悪いけど、自分で外してくれますか?」
 そう告げた声も、平素の自分からは考えられないほど上ずっていた。
 
 会うのは、今日が三度目になる。それだけの関わりで深い仲になるなんて、尻軽な女だと思われはしないだろうか。あなたがそれを恐れていたのを、ぼくは知っている。
 だが、会うまでに交わしたたくさんの会話で、あなたがそんな女じゃないことも、ぼくはよくわかっている。
 
 恥ずかしげにうつむいて、あなたは一つずつボタンを外してゆく。白い肌があらわになるに連れ、胸元から成熟した女の匂いが立ち上る。肩が性感帯だといっていた。そこに歯を当てて、軽く甘噛みしてやる。
 
「あぁっ……そんな」
 思わず声をあげるあなた。薄手のブラウスの裾をスカートから引っ張り出して、前をはだけさせた。ブラの色は白。きめ細やかなあなたの肌に、よく似合っていた。
 
「こんなに震えて、ぼくが怖いんですか?」
 その問いかけに、あなたは小さくかぶりを振る。
「ううん、貴方がじゃないの。これからの自分が、かもしれない」
 消え入りそうな声で、あなたがそう口にする。
 
 その体を諸手で抱きしめ、背中に回した両手でホックを外す。
「ぃやあっ……」
 吐息交じりの小さな悲鳴。だが、拒否ではない。それはわかっている。肩口から、ブラの紐を滑らせて下ろし、形のよい胸をあらわにした。
 
 初めて目にする、あなたの乳房。程よい大きさの乳輪。その夢幻的な美しさに、ぼくは思わず息を呑む。実に軟らそうでありながら、確かな存在感に満ちている。
「あぁ、あなたの香りがする。とってもいい匂いだ」
 
 これは秘密の逢瀬だ。誰にも知られてはならない。ぼくへの移り香を心配して、あなたは香水をつけていない。
 仄かに香るのは、あなた自身の体臭だけ。成熟した女の色気の中にも、少女の初心な恥じらいを感じさせる、清らで爽やかな匂いがする。
 
 肌を晒す緊張からか、乳首は小さく縮こまっている。その鈍色の真珠を唇に含み、舌で転がしつつ、軽く吸い立てる。
「……あっ、あぁっ!」
 つぐんだ唇の隙間から、押し殺したあえぎが漏れた。ブラウスを腕から抜き取り、続けてブラも取り去ってしまう。
 
「あぁん、いやっ……恥ずかしい」
 両の手のひらで、胸元を隠そうとするあなた。相手の気を惹こうという計算ではない、自然な恥じらいの仕草だ。しかし、それが男にとっては一番の媚態になる。
 
「大丈夫。あなたは、本当に綺麗だから」
 耳元でそう囁きつつ、ベッドの端に腰掛けさせる。並んで腰を下ろしたぼくは、あなたの裸の肩を抱き寄せて、その上半身を掛け布の上に静かに横たえた。



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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 12:33 | 初めての逢瀬

2009年03月01日

初めての逢瀬− 【目次】

初めての逢瀬(1)− 胸元
http://maturelady.sblo.jp/article/27424344.html

初めての逢瀬(2)− 抱擁
http://maturelady.sblo.jp/article/27498749.html

初めての逢瀬(3)− キス
http://maturelady.sblo.jp/article/27522579.html

初めての逢瀬(4)− 聖域
http://maturelady.sblo.jp/article/27567989.html

初めての逢瀬(5)− 女体
http://maturelady.sblo.jp/article/27674458.html

初めての逢瀬(6)− 挿入
http://maturelady.sblo.jp/article/31201298.html

初めての逢瀬(7)− 律動
http://maturelady.sblo.jp/article/31245911.html

初めての逢瀬(8)− 絶頂
http://maturelady.sblo.jp/article/41612564.html

初めての逢瀬(9)− 口淫
http://maturelady.sblo.jp/article/41701843.html


              To Be Continued ……
posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 00:00 | 初めての逢瀬
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