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2009年08月12日

初めての逢瀬(7)− 律動

 女性器は門だ。そこには鍵はついていない。門の前をショーツが覆い、太ももという名のシャッターが存在する。更にその上からスカートやズボンが、その付近全体を覆い隠していて、門そのものが容易に見えないよう守っている。
 
 だが、衣服は剥ぎ取れば済む。脚の強さが手の比ではないといっても、無理やり股を広げさせる術はある。すなわち、門前までは力ずくでも行き着ける。しかも、口と違って歯がないから、指で広げて中を覗くこともできる。女陰とは鍵のない門なのだ。
 
 では、強姦罪に問われることを厭わなければ、どんな男でもその門をくぐれるのか? いや、そうではない。女体の門は、愛する相手にしか開かない。無理やりに押し入ろうとしても、泉は涸れたまま。膣は潤わぬことで、望まぬ侵入を拒もうとする。
 
 濡れないのは、心が拒んでいる証拠。体質等による個人差はあるだろうが、肉体ではなく、脳が感じれば膣は自然に蕩けてくる。もちろん、唾液やローションで補うことはできる。そして、肉壁が傷つかないように、感じていなくても幾分かは濡れるようになっている。
 
 だが、そうしたイミテーションや代替物、女体の防御機構に頼らなくても、心から望んだ相手に対しては、愛液が驚くほど溢れ、ふたりが一つになることを自ら助ける。それが女なのだと、ぼくはあなたと出会うことで初めて知った。
 
 膣の奥まで、深々と突き刺さった肉棒。アクメに達して収縮した肉ひだが、クニクニとまとわりついてくる。
「ひょっとして、イッた?」
 愚問だろうか。だけど、こんな動きともいえない動きで……。
 
「うん……イッちゃった……」
 止めていた息を大きく吐いたあなたは、はにかんだ様子で微笑む。少しばかり、息が切れているのがわかる。ぼくは思わず抱きしめた、その少女のように無防備なあなたを。
 
 そして、再び唇を求める。蕩けてしまいそうなほど柔らかい。発作が次第に収まってゆくかのように、肉竿を喰い締めていた媚肉が緩んでゆく。だが、それでも十分にキツい。唇の感触と唾液の甘さを堪能してから、腰をゆっくりと手前に引いた。
 
 ぼくが体を離すと思ったのか、あなたは小さくいやいやをする。こちらを見上げる表情が切なげで、瞳はしっとりとした光を湛えている。
「抜いて欲しくないんでしょう?」
 囁き声で、ぼくはそう問いかける。
 
「……そんなこと……ないです」
 アクメを迎えたことで潤いが増したのか、膣内の滑りはよくなっている。入り口付近まで引きつけたカリで、浅瀬をゆるゆるとまさぐる。
「あっ、あっ……ああっ」
 
 ざらざらとした感触が、微かに伝わってくる。この辺りが、あなたのGスポットだろうか。そう見当をつけ、短いストロークで肉棒を前後させる。短いあえぎ声が、半開きの口元から漏れる。なんて敏感に悦んでくれるのだろう、この人は。
 
 浅めの突きを繰り返しては、切なげなその表情を楽しむ。感じてくれてはいるものの、どこか物足りなさそうな風だ。あなたの気品ある顔に、ほのかに情欲の色が兆し始める。それを見たぼくは、硬く反り返った男根を根元まで一気に突き挿す。
 
「あうっ!」
 突然の衝撃に、あなたの声が途端に跳ね上がる。二度三度とは続けない。声音に切なさが滲んでくる。Gスポットをカリで掻き、もどかしい様子が見えたら、一気に奥まで突き入れる。その繰り返し。
 
「あっ、ぁあん……あぁん……あぐっ!」
 ぼくは、胸板をあなたの乳房に押し付けてはいるものの、体重は両ひじで支えている。浅く浅くを続けて、いきなり深くねじ込む。その動きに、あなたの体が次第にシンクロしてくるのがわかる。
 
 あなたの腕はいつの間にか、ぼくの背中に回されている。その手が腰の方に降りて行こうとしては、はっとした様子で肩の辺りに戻る。しつこいほど浅く浅く、そして時に深く蜜壷をえぐりながら、ぼくにはあなたのためらいが感じ取れた。
 
 一方で、あなたの善がり声は徐々に大きくなってゆく。快感があなたを襲っている。だが、それを奔放に表現すること、更には自分から積極的に求めることが、貞淑な妻としての振る舞いに慣れたあなたには、きっと難しいのだろう。
 
 それでも、あなたが感じてくれているのは確かだ。その事実が、何より嬉しい。浅瀬でもどかしさを募らせておき、一気に奥まで貫く。そのインターバルを少しずつ狭めてゆく。
 
 エビ反る女体。喜悦の波は、先ほどより更に大きい。性感の高揚を感じ取り、ぼくは肉竿を続けざまに突き刺す。容赦なく根元まで。嬌声は、もはや艶かしい叫びに近い。あなたは眉根を寄せ、苦しさに耐えているかのような表情で、頂上へと駆け上ってゆく。
 
「あううっ! また……あっ! ああっ!」
 快楽の虚空に投げ出される、あなたの心と体。ぼくは奥の硬めの部分に切っ先をぶつけ、そのまま動きを止める。強い締めつけが襲って来た。さっきよりも、膣全体のうねり方がよほど激しい。
 
 別の生き物という表現は、あなたの膣にこそ相応しい。肉壁全体が、不規則に形を変えながら絡みついてくる。ぼくの数少ない経験からしても、こんな名器は珍しいとわかる。一度でもこの肉壷の感触を体験した男は、あなたを絶対に離したくなくなるに違いない。
 
 アクメを貪るあなたの表情は、妖しい淫らさを湛えながらも、実に美しい。こんなに上品で知的な女性が、これほど男を虜にする肉体を持っているなんて。快楽の頂を極めても、まだ足りないと言うように、肉洞は尚もヒクヒクと男根にまとわりついてくる。
 
 耳に唇を近づけ、軽く甘噛みしながら囁いてやる。
「また、イッたんだね」
「……はい……」
 頬を染め、まぶたを伏せたままで、そう答えるあなた。
 
 恥じらいが愛おしくて、ぼくは唇を重ねる。上り詰めるたびに、あなたの体から無駄な力が抜けてゆき、舌のいらえが情熱的になってゆく。もっとあなたを変えたい。ためらいを無くさせたい。そう思うだけで、ぼくの腰はまたゆっくりと動き始めるのだ。
 


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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 09:17 | 初めての逢瀬
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