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2009年08月10日

初めての逢瀬(6)− 挿入

 ついに一つになるんだ。その感慨がぼくの胸に湧き上がる。あなたとこうなれたことに、まるで現実感が無い。しかし、そそり立ったペニスを肉の裂け目にこすり付ける感触が、これが決して夢でないことを教えてくれる。
 
 もっと焦らせば、もっと悦んでくれるのかもしれない。肉の合わせ目に亀頭を押しつけた状態で、微妙に腰を揺すりつつ、首筋から肩、そして胸元に掛けて舌を這わせてゆけば、もどかしさに耐え切れず、淫らな願いを口走ってくれるのではないか。
 
 しかし、ぼくの方がそれを我慢できなかった。腹につくほど反り返ったペニス全体が、じんじんと疼いている。もう一刻も待てない。聖域から溢れるねっとりとした愛汁を塗りつけ、ぼくは入り口に押し当てた男根を、奥へと押し込み始める。
 
「ぁあっ……あっ……あうぅ」
 絡みついてくる粘膜。その感触をじっくりと味わいながら、じわじわと埋め込んでゆく。快感からなのか、それとも恐れからか、あなたの喉から低いあえぎ声が漏れる。
 
 聖なる肉洞は、十分に潤っている筈だ。しかし、なんとも狭い。それほど何人もの女性を知っている訳じゃないし、結婚してからは妻としかセックスした事がないが、これほどのキツさは感じたことがない。
 
 切っ先が、ずれてしまったのではないか。心配になったぼくは、上半身をあなたの胸から離して、つながっている部分を見ようとする。しかし、照明が暗めであるうえに、姿勢がやや不自然なためか、よく見えない。そのまま上半身を起こすと、膝立ちに近い体勢になった。
 
 亀頭を飲み込んでいる場所は、どうやら間違ってはいないようだ。
「いやっ……見ないでっ!」
 ぼくの視線に気づいたあなたの手のひらが、結合部を隠そうとする。
「だって、あんまりキツいから、変な所に入ってないかと思って」
 
 あなたは、ぼくの目を見つめたまま、首を可愛らしく左右に振った。
「ぁあん……こんなの恥ずかしい……」
「大丈夫。だって暗いから、シルエットしかわからないよ」
 嘘だった。目は慣れてきている。股ぐらの中心に突き立っているのがわかる。
 
 黒々とした肉棒が、淫唇の隙間をしっかりと貫いている。女性器の周辺に陰毛がないため、まだ半分までしか埋まっていないのが、はっきりと見えている。
 
「痛くない?」
 腰を数ミリだけ前に進めた。あれほど濡れていたのに、肉と肉が軋む感覚がある。
「うっ……うぅん……ぃ、痛く……ない」
 
 その応えに安心して、また数ミリねじ込む。
「……あっ……ぅぐっ」
 おとがいが、大きくのけ反った。さっきまで結合部を隠そうとしていた両手は、それぞれ頭の横のシーツをぎゅっと掴んでいる。
 
 時おり腰を捻りながら、寸刻みで打ち込んでゆく肉杭。両ひざの内側を持って、シーツに押し付けると、あなたの無毛の陰部に、ぼくの恥毛が徐々にかぶさっていく。
「あぁ、あなたの体は、なんて……」
 
 声が掠れて、上手く言葉にならない。頭の芯は痺れ、自分の手足がこわばっているのがわかる。あなたとぼくの恥骨が、皮膚と筋肉を間に挟んで微かに擦れ合うのを感じる。
「はぁぁっ……」
 堪えきれないという様子で、吐息交じりのあえぎが漏れた。
 
 膣の奥では、亀頭が何かに当たっている。絡みついてくる肉ひだとは違ってそれは、柔らかい中にもどこかコリコリした感触がある。それに気がついたぼくは、そのまま腰を緩やかに揺すった。
 あなたの喉からこぼれ落ちる、押し殺した呻き。ぼくは、下半身からやや小ぶりな胸、そして顔へと目をやる。
 
 ああ、この人はこんなに美しかったんだ。薄闇に順応した目は、その美貌をしっかりと見分けた。二人の視線が絡み合う。
「なんて、綺麗な……」
 そう呟きつつ、上半身を前に倒して、ぼくは唇を求めた。
 
 目を閉じて、迎えてくれるあなた。その朱唇の狭間を、舌で割り開く。絡みつく唾液まみれの舌と舌。性器同士がつながったことで、心の堤防に穴が穿たれたのだろうか。あなたの体の動きは、指や舌で逝った時より柔らかくなっている。
 
 女体の上下ふたつの粘膜に包み込まれる、その一体感は圧倒的だ。その心地よさに酔いながら、ぼくは感じていた。飛行機が離陸する時、この速度を超えると、もはや中止はできないという速度がある。離陸決心速度 ―― そう呼ばれる境界を、ぼくらはこの時に超えた。
 
 腰をゆっくりとグラインドさせ、肉棒であなたの聖なる壷の形を探る。あなたはぼくの舌を、口の奥へと吸い込もうとしている。腰の辺りが不規則に震え、膣壁がビクンと締めつけてくる。それに合わせるように、塞がれたあなたの唇から噴きあがる嬌声。
 
「ぅうっ……んあっ……あっ、あぁん!」
 あなたは不意に首を捻って、唇をもぎ離した。そして、反り返らせた喉から、甘く淫らなあえぎを惜しげもなく振り撒く。肉洞が脈打ち、ぼくの肉竿を締め付けてくる。
 
 ふたりの体がつながって、初めての絶頂。ぼくは、その時のあなたのイキ顔がどれだけ美しかったかを、今もはっきりと思い出せるよ。
 


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posted by 紫紺@官能小説 愛玩熟女 at 11:42 | 初めての逢瀬
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